こんにちは、まるです。
僕はネットからビジネスを始めて、
今では1億円規模の人材会社とマーケティング会社を
経営していますが、
数年前にSNS上で交流のあった、
俗にいう『インフルエンサー』と呼ばれる方から
相談を受けました。
その件について、
今回はお話ししようと思います。
この話、結構
闇が深いので慎重にお読みください。
この方と出会ったのは、
SNS上である企画を行っているときでした。
当時僕は、仕組み作りのために
少しSNSから離れており、
久しぶりSNSを再開しようと思い、
「市場の調査をしてみようかな」
と軽い気持ちで
無料の相談企画を打ち始めました。
当時もそこまで人を
集めるつもりもなかったので、
2,3人集まればいいかなくらいで行ったのですが、
最終的には
10人ほどの人が集まってくれました。
結構な期間、発信をしていなかったので、
突発の企画ではありますが
集まってくれたこと、地味に嬉しかったのを覚えています。
(当時集まってくれた方、本当にありがとうございます)
で、その企画に
申し込んでいただいた方の中にいたのが、
冒頭で伝えた『インフルエンサー』の方でした。
当時で3万フォロワー程のアカウントを
所有しており、活発に発信されていました。
いいねやリツイートも常に
数百、数千は当たり前。
たまに万単位のアクションを貰っていました。
気軽に始めた無料相談の企画でしたが、
「こんなインフルエンサーも来てくれるんだ」
と印象に残っています。
その時行っていた相談企画では、
軽くメッセージでやり取りをした後に
zoomの通話にて行っていました。
チャットではなく、
通話で行っていた理由として、
やっぱり商売・ビジネスって
結局「人」だよね。
ということを強く思っていて、
せっかく時間を取っていただいて
くれるのであれば、
「僕が持っている知識を全てあげよう。」
「参加してくれた人がちょっとでも
現状が好転してくれたら」
と、厚かましいですが、
思っていたこと。
そして、元々の目的が
市場調査とのこともあり、
しっかりその人が抱えている、
表面的な部分だけではなく、
潜在的、根本的に持っている
ニーズを拾い上げたいと思っての
通話での相談を行いました。
そして、そのインフルエンサーとの
通話の日が来ました。
ちょうど、お昼が過ぎたあたりだったと思います。
事前に送っていたzoomのリンクから
参加していただき、はじめましての挨拶。
お互い、軽く自己紹介をしつつ、
今やっていることや
運用しているSNSアカウント等を
見せていただきながら、
相談スタート。
無料相談が始まってからすぐに、
そのインフルエンサーの方が
開口一番に、
「3万フォロワーいるんですけど、
実は、全然売り上げが立っていないんです…」
といきなりの言葉が飛んできました。
そこからは止まりません。
「こんなこと周りに相談できなくて…」
「SNS上では、反応ももらえているから気丈にふるまってる」
「自分のサービスを宣伝してみたけど、全然売れないんです…」
「でも、コッソリ発信を追っていた
まるさんなら、相談乗ってくれるかなと思って」
たくさん現状をお話してくれました。
僕はその方の相談を受けただけなので、
他のインフルエンサーの裏側については知りませんが、
ただ、結構な数のインフルエンサーが
フォロワーだけ多くて、
売上になっていないという話は最近でもよく耳に挟みます。
でも確かに
ここまでのフォロワー規模、
影響力になってくると、
周りに相談するのも
結構大変なのかなと。
そこから情報が漏れだして、
「○○っているじゃん?
あの人ああ見えて全然売り上げ立ってないらしいよ」
と言われる可能性、危険性だってあったりします。
でも、そのインフルエンサー自身から
話が出なかったとしても、
マーケター目線で見ると、
売上が出ている人、出ていない人って
一目でわかっちゃったりします。
僕でさえも、
「あ、この人売上あがってないな」
「そのやり方だと、運用の時間と労力相当かかるでしょ…」
などなど。
ただ、その人や運用をバカにするわけではありません。
売上をあげる、収益を出すことを
目的にSNSを運用しているのであれば、
フォロワー数や
見ている人からのいいねやリツイートの数を
追うのではなく、
売上に直結した、
SNS運用をしたほうがいいよねって話です。
僕の経験上、
最初は売上を出すことを目標にがんばっていたけど、
いつしか売上を出すために行っていた
SNS運用という手段が
目的になってしまっている人を結構見たりします。
俗にいう、「手段の目的化」現象です。
こうなってしまうと、
SNSを伸ばすこと自体が目的に差し変わってしまい、
売上を上げるための設計が不十分になってしまいます。
そうすると、当たり前に
売上が立つはずもありません。
集客をしたいなら、集客に向けた運用。
問い合わせをもらいたいなら、
問い合わせに繋げるための運用。
売上を上げるのであれば、
売上に直結するような運用。
あくまで媒体の運用方法は
手段でしかないのです。
ここを勘違いしてしまうと、
相当量の労力と時間、お金を失い結果になりかねません。
では、そうならないために
どうするべきなのか。
結論から言うと、
ちゃんと導線を作りましょう。
コンセプトに沿った運用をしましょう。
ということです。
これさえ決めておけば、
目的としている運用までを
一直線に効率化できます。
そして、もし運用がブレそうになったら、
その設計した設計図を見直せばいいだけです。
見直すだけで、
ブレが一瞬で修正されます。
今回出てきたインフルエンサーの方も、
『アカウントを伸ばす』
ということには特化していましたが、
コンセプト、導線の設計が不十分でした。
商売・ビジネスは常にシンプルです。
『悩んでいる人を
理想としている世界に連れていってあげる。』
このビフォーアフターを約束する。
これだけです。
この世界へ連れていくための
コンセプトと導線を組んでしまえば、
こちらから無理な集客や発信をせずとも、
お客さんの方から、
「ぜひ、あなたにお願いしたいです。」
と自然に集まってくるようにもなります。
ここまで来てしまえば、
セールス自体も不要、
押し売りすることも、
こちらがわざわざ商品提示をする必要もなくなります。
みんな発信方法やノウハウとかに
目が行きがちですが、
結局はどんなものをどんな人に届けてあげるのか。
これだけです。
ここを突き詰めていくと、
それがビジネスになります。
もし、この記事を読んでいるあなたが
SNSの運用や発信に悩んでいるのであれば、
この軸にある、芯にあるものを
再度見直してみて、
紙やメモ、マインドマップなどに
書き出してみてください。
いろいろなものが見えてくると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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